Microsoft MVP 倫理規定

更新日: 2021 年 4 月

MVP アワード プログラム倫理規定の目的

Microsoft の使命は、地球上のあらゆる人やあらゆる組織がより多くのことを達成できるように支援することです。Microsoft MVP は、自身の知識や専門性を、熱意をもってコミュニティと共有するテクノロジの専門家です。プログラムとしての Microsoft の基準と価値観には、世界中でポジティブな影響を与えるという Microsoft のコミットメントが反映されており、すべての人に敬意を払い、親しみやすく、プロフェッショナルで、包括的なエクスペリエンスを提供することを目指しています。簡単に言うと、個人の人格とリーダーシップが重視されるということです。

Microsoft は、本倫理規定を周知することで、Microsoft の価値観や期待を明確にし、倫理規定に違反した場合の報告用リソースを提供し、Microsoft が本倫理規定をどのように執行するかの概要を示します。

Microsoft がコミュニティや関連する人たちに期待する価値

Microsoft のプログラムは、多様性と包括性を強みとしています。Microsoft は、プログラムとして、またコミュニティとして、これらの価値を体現し、先導することを目指しています。

  • 敬意を表し、包括的であること
    • 意見の違いを尊重する。誰かが自分と異なる見解を持っているからといって、その人が間違っているとは限りません。
    • 自分と意見を異にする人に意識的に関わってもらうようにする。
    • 人には自分とは異なるさまざまなコミュニケーションのスタイルがあることを忘れない。
    • 他の人の経験をより深く理解しようとする意欲を示す。
    • 質問して理解しようとする。
  • 共感で導く
    • 目的を持って聞く。理解される前に理解しようとする。
    • プロとしての自覚を持って行動し、他の人に親切にする。
    • 相手の状況や感情を理解する姿勢を示す。
  • フレンドリーでオープン、そして歓迎することを示す
    • 善意を前提とし、相手の発言や質問を誠実に解釈する。
    • すべてのメンバーがお互いに、そしてコミュニティとのつながりを感じられるような環境を醸成する。
    • 人々が気軽に質問したり、議論に参加したり、貢献したりできるようなフレンドリーな雰囲気を促進する。
  • 思慮深く
    • 自分の言葉が相手にどのように受け取られるかを考える。生産的で明確なコミュニケーションには努力が求められます。
    • 自分の強みと弱みを自覚し、自分の行動や反応が相手の感情や行動にどのように影響するかを把握する。
    • 時には、フィードバックや建設的な批判に対して、すぐにコメントしたり反応したりするのをやめたほうがいい場合もある。
    • 私たちは間違いを犯します。他の人がベストな状態ではないとき、私たちは手を差し伸べ、サポートを提供し、理解を求めなければなりません。自分に落ち度がある場合は、耳を傾け、どうすれば改善できるかを尋ねます。

インクルーシブな環境をサポートするための詳しい情報や学習リソースについては、グローバルな多様性と包括性に関するサイトをご覧ください。

MVP に対する期待

Microsoft では、いかなる形であれ、個人の品位を貶めるような行為を容認しません。この Microsoft の最低限の期待の概要は、MVP プログラムへの参加を検討している個人や一般に向け、Microsoft のコミュニティにおける価値観として容認できないことに対する基準を提供することを目的としており、次のようなものが含まれます (ただし、これらに限定されるものではありません)。

  1. 失礼な行為を行わない。これには、脅迫、ハラスメント、ストーカー行為、誹謗、中傷、冒涜、個人攻撃、性的な発言やほのめかし、身体的暴力、他者に関する憶測、MVP アワード プログラムに相反するとマイクロソフトが見なしたその他のあらゆる行為が含まれます。
  2. 偽装しない。マイクロソフトの従業員、エージェント、マネージャー、ホスト、あるいは別のユーザーを装うことは許されません。
  3. 違法な活動や有害な活動を行わない。MVP は、中傷的な内容、権利を侵害する内容、公序良俗に違反する内容、あるいはその他の違法な内容の資料や弁論を公開、投稿、配布、拡散してはなりません。これには、児童ポルノ、獣姦、近親相姦、違法薬物、ソフトウェアの著作権侵害、差別的/人種差別的な声明や画像、ハラスメントなどが含まれますが、これらに限定されません。
  4. アカウンタビリティ。MVP は、自らの言動 (口頭か書面かにかかわらず) に対して全責任を負います。これには、オンライン フォーラムなどの場で得たアドバイスや情報に基づく行動や、コミュニティ リーダーとしての MVP の振る舞い、他の MVP や世間一般との交流が含まれます。
  5. マイクロソフトまたはその他の個人や団体に対する誹謗中傷を行わない。誹謗中傷には書面形式での虚偽の発言が含まれます (フォーラムや公開 Web サイトへの投稿、電子メール、その他印刷物など)。
  6. 守秘義務に違反しない。MVP は、プログラム参加中に特定の非公開情報にアクセスできますが、こうした情報に関して守秘義務を守ることが求められます。
  7. 盗作を行わない。MVP は、独自のオリジナルな著作物または書面による許可を得た著作物のみを投稿できます。MVP が他人の著作物を引用する場合は、元の著者の著作物に関する要件に従って、必要な帰属をすべて記載することが求められます。著作権の詳細については、次のページを参照してください。https://www.microsoft.com/en-us/legal/Copyright/Default.aspx
  8. 差別やハラスメントを行わない。マイクロソフトは、プログラム参加者が、年齢、家系、肌の色、性自認や性表現、婚姻状況、医学的状態、国籍、体格、身体的/精神的障害の有無、支持政党、兵役経験、人種、宗教、性別 (妊娠の有無を含む)、性的指向、テクノロジーの選択などを理由にハラスメントを受けることがないよう全力で取り組んでいます。ハラスメントとは、前述の特性に基づく不快な言語行動、物理的行動、仮想空間での行動のことです。
  9. セクシャル ハラスメントを行わない。セクシャル ハラスメントとは、性に基づく不快な言語行動、物理的行動、仮想空間での行動のことで、同性または異性からの性別に基づくハラスメントが含まれます。セクシャル ハラスメントには次のような例がありますが、これらに限定されません。
    • 不快な性的誘惑
    • 性的なコメントや性別に基づく不適切な冗談
    • 過剰で不快な恋愛感情を伴う注目
    • 性的な接待と引き替えの、昇進や職務分担といった雇用のベネフィットまたは優遇措置の申し出や条件の設定
    • 不快な身体的接触
    • 露骨な性描写を含んだコンテンツの共有または呈示
    • 性的に下品な言葉の使用

重要な注意事項:期待について要約した上記の内容は、情報提供を目的としており、MVP 全員に適用されます。Microsoft は、この倫理規定を予告なしにいつでも修正または変更する権利を留保します。MVP は、義務に従っていることを確認するために、定期的に本ドキュメントを見直すことに同意するものとします。

倫理規定違反の可能性を報告する方法

ご自身またはコミュニティの他のメンバー、オンラインまたはオフラインで遭遇した懸念事項や違反行為を報告する場合は、MVP グローバル サポートまたは MVP プログラム チームのメンバーに報告することをお勧めします。自身がハラスメントを受けている場合や誰かがハラスメントを受けていることに気付いた場合、あるいはその他の懸念事項がある場合は、プログラムのメンバーまたはイベント スタッフに直ちにお知らせください。これらの方法を利用することに不安がある場合は、Microsoft Runs on Trust の Web サイトから匿名で問題を報告できます。 

倫理規定はどのように適用されるか

報告された懸念事項はすべて、MVP アワード プログラム チームが機密事項として確認します。プログラムの停止を含む懲戒処分は、Microsoft 独自の判断により、ケースバイケースで行われます。