MVP を受賞するには

MVP アワードは、ユニークで革新的、そして一貫したナレッジ共有を通じて技術コミュニティを積極的にサポートしている技術専門家やコミュニティ リーダーを表彰するグローバル プログラムです。このようなコミュニティ リーダー達は、世界中の開発者や IT プロフェッショナル コミュニティのサポートに積極的に貢献し、Microsoft 製品の学習、構築、使用を支援しています。Microsoft MVP プログラムで将来のコミュニティ リーダーが表彰されるために何が求められるか、以下をご確認ください。

コミュニティのリーダーシップと影響力を示す

Microsoft のプログラムは、多様性、包括性、ポジティブな影響力を強みとしています。Microsoft は、プログラムとして、またコミュニティとして、これらの価値を体現し、先導することを目指しています。対象となる応募者は、リーダーシップおよび他者との知識共有、包括的な活動の促進、地域社会や社会的地位の低いグループを支援する社会的利益を推進する能力を証明することが必要です。

技術専門家となる

コミュニティ リーダーは、Microsoft の製品またはサービスや、関連するオープンソース テクノロジに合わせた深い知識と専門知識を持っている必要があります。対象となる応募者は、コミュニティの仕事を通じて技術的な専門知識を示す必要があります。

コミュニティの優れた支持者になる

ご自分の技術的な専門知識を活用して、技術コミュニティの支持者になりましょう。対象となる応募者は、信頼できるつながり、オンラインおよびオフラインの活動、コミュニティの活性化を通じて、地域および世界における認識を高め、Microsoft の製品とサービスの採用と学習を支援する必要があります。

Microsoft 製品の成功に貢献する

対象となる応募者は、Microsoft の公式フィードバック チャンネル (GitHub、Tech Community など) を通じて、Microsoft 製品およびサービスの改善点を発見および推奨する、またはエコシステム内のオープンソース拡張に取り組む能力を有する必要があります。

私たちは、次の Microsoft MVP になるすばらしいコミュニティ リーダーを常に探しています。MVP アワード受賞に値する、情熱、コミュニティ精神、そしてリーダーシップとは何かを示す素晴らしい MVP 受賞者の例をいくつかご紹介いたします。

プロジェクトへのコード提供

Daniel Marbach の写真

Daniel Marbach (スイス)は OSS に多大な情熱を持っている Microsoft Azure MVP です。Daniel は「どんなに小さくても、pull request はすべて .NET のエコシステム全体を前進させる」と信じています。彼は Quartz.NET、RabbitMQ、ApiAprover、MediatR、Marten、MassTransit といったプロジェクトにおいて、100 以上の GitHub リポジトリに参加しており、RabbitMQ クライアントに関しては、RabiitMQ チームが完全に非同期のクライアント ライブラリを選ぶことを決定付ける手助けをしました。Daniel は以前 Machine.SpecificationsAppccelerateNinject などの OSS プロジェクトをいくつか有しており、これらのプロジェクトのいくつかは 10 万回以上ダウンロードされています。また、昨年だけで GitHub に 1,500 件を超える投稿を行っています。

他の人を支援する

Vinicius Mozart の写真

Vinicius Mozart (ブラジル) は Cloud and Datacenter Management MVP で、グループ ポリシーや RDS、サーバーに深い見識を持つ積極的なコミュニティ貢献者です。彼は長年の Microsoft MSDN や TechNet フォーラムでの貢献により、過去に何度も MVP を受賞しています。Vinicius はトラブルシューティング、サーバーマネジメント、GPO やハイブリッド シナリオを専門として Wiki やフォーラムに投稿しており、また彼のブログ サイトの記事の多くは、大規模で複雑なシナリオを例に用いています。ブラジルのトップ オンライン コントリビューターの一人として、Vinicius の MSDN/TechNet での総回答数は 2,546 件、うち 728 件が役に立つ投稿に選ばれ、また 4,003 件の返信がありました。また、彼は昨年 185 件以上の回答と 406 件の投稿を行い、5 万回閲覧されています。Vinicius は、MSDN/TechNet におけるすべてのコントリビューターのトップ 0.144% に位置しています。

コンテンツの作成

三沢友治氏の写真

三沢友治氏 (日本) は、Microsoft 365 ユーザーおよび IT 担当者向けのブログ、技術記事、書籍、講演などを通してコミュニティとその深い技術知識を共有していることでよく知られている、Office Apps & Services アワード カテゴリの MVP です。この 1 年間、ブログ記事を毎日投稿し、Microsoft 365 の導入に関する業務経験や習得した技術スキルをもとに、Office や Windows などの Microsoft 365 に関する貴重な情報を発信してきました。また、Outlook に関連する技術記事や書籍も公開しています。これらの活動により、彼は日本で最も積極的なコンテンツ制作者 MVP の一人となっています。

講演者

Heather Downing の画像

デベロッパー テクノロジ MVP である Heather Downing (米国) は、講演者として非常に人気が高く、サーバー サイド開発、会話型 AI、モバイル アプリ開発の仕事で最もよく知られています。Heather は最近、COVID-19 の犠牲者のための資金調達のために、24 時間の世界的な仮想技術会議である Dev Around the Sun を企画し、共催しました。Heather は、NDC Oslo、VS Live!、CodeMash、Techorama、BuildStuff、DevSum、DevConf、KCDC など、全 7 大陸の多くのカンファレンスで発表してきました。過去 1 年間、Heather はユーザー グループの会議、カンファレンス、仮想イベントで 10,000 人以上に対して講演を行ってきました。

ライブ コーディング

Layla Porter の画像

デベロッパー テクノロジ MVP の Layla Porter (英国) は独学のエンジニアで、Twitch で .NET 開発をストリーミングしています。週に 3 つのスケジュール ストリーミングを行っていて、C# 言語と .NET に対する愛を語っています。LaylaCodesIt では、世界中の視聴者が彼女の番組を視聴しています。Layla のライブ ストリームは過去 1 年間に 1 万人以上が視聴し、彼女が 100 時間以上ライブ コーディングした様子が 3,300 時間以上視聴されました。最近では、.NET Foundation の理事に選ばれました。